この決算期で3銘柄あったので備忘録
決算遅延TOB投機法(勝手に命名)は本来場中に決算が発表される銘柄が引け後に決算発表するとTOBされる可能性が高まること。
思惑で上がり切ったところからinするのは下値のリスクも高く、結局はTOBされるのか、されないのかはギャンブルチックなので“投資”ではなく“投機”とした。
(1184) 日本道路

過去の決算を確認すると14:00に決算を出すが、この日は出ず。
大株主状況を確認すると清水建設が50.1%保有しており親子上場となっている

また日足を確認すると過去4営業日にわたって出来高が急増している。

性善説だと基本的には情報は洩れないが、
TOBやMBOの場合割と多くの場合で出来高が付く(気がする)
もちろん知っている人の場合はインサイダーでアウトなんだけどね。
次は期待値を考える。
自分の場合は基本的にはPBR1倍。
すでに1倍以上の場合前日終値から20%のプレミアムで考える。
この場合前日終値が2,120円なので約2,600円がTOBされる場合の想定金額
あとは親会社や創業家も一応確認。ケチな会社は期待値が低い
この情報が出回ったとき2,300円~2,400円で推移していた。
もしTOBされる確率が70%で200円値幅の利益が狙えるが
30%でTOBされなかった場合200円値幅の損失が発生する場合
期待値はプラスなので行った方がいいという判断になる。
これが気づいた時には株価が2,500円だった、とかTOBの確度が低い場合
期待値としてマイナスになることがありうる。
最終的には15:30に決算と清水建設による2,520円のTOBが発表された。
終値は2,460円だったので60円値幅。んー渋い。
情報の入手と精査が早いほど下でinでき、最高値2,535円までつけいるので
デイトレとして利確しておくのもローリスクでリターンも狙える
(6330) 東洋エンジニアリング
こちらも本来5/15 AM11:30に決算が発表される予定だったが出ず。

12:30の後場開始直後に思惑で一気にストップ高までつけた。

前日終値は674円、親会社は三井物産。PBRは0.51倍。
プレミアムの上値余地や親会社も申し分ないが、こちらは前日までの出来高が全然なかった。
結果13:00に遅れて決算と悪いガイダンスが出てTOBはなかった。
株価は特売後700円まで反発を見せたが3営業日経った今日の終値は639円
前日の日本道路も話題になったので狙いに行って損失を被った個人投資家は多いと思う。
損失を確定させたくない人は反発狙いでナンピンをし逃げ切り、
もしくは4%近い配当利回りを盾に塩漬けさせた人さまざまだと思う。
(1847)イチケン

元々5%近い配当利回りと低PER,低PBRで個人投資家の人気の高い銘柄であったが
こちらも5/20 14:00に決算が発表されなかった。
親会社はマルハン、2日前から謎の出来高、思惑としては十分。
東洋エンジニアリングでダメージを負った人も多かったのか
話題になってからあまり株価は上がらなかった。
結果15:30に普通に減益決算が出てPTSで2,980円から-200円程まで売られたが
その後17:50に時間差でマルハンによる3,500円でのTOBが発表された。
これ思惑に気づいた人はPTSで売ってしまう人が多そうなのでマジでかわいそうである・・・。
結果2勝1敗ではあるが、これらすべてに100万円ロットを張った場合を試算すると
日本道路 400株 2,400円→2,520円 +48,000円
東洋エンジ 1,300株 774円→674円 -130,000円
イチケン 300株 2,970円→3200円 +60,000円
5/21 追記
イチケンがスクイーズアウトではなく下限なしの上場維持TOBだったため本日の株価は3200を推移していたため価格を変更
自分は日本道路を300株のみ跨いだが、TOBが発表されるため気が気でなかった。
今日のイチケンも情報に気づき入るかぎりぎりまで悩んだ結果入らなかったが
もし入っていたとしてもPTSで損切りしていたと思う。
とりあえず思うことは、ギャンブルや投機は自信と胆力とメンタルが必要なので
向いてないと思う人はやらない方がいいということ、を結論として〆ます。


